スナック 莎 -shen-　〜細腕太腕繁盛記〜

大変ご無沙汰しております。

知ってる人はお久しぶり。
知らない人はお初にお目に。

シェンモーです。


ちと、いろいろありましてね。
長らくお休みをいただいておりましたが、
改装もほぼほぼ完了。
私好みの感じになってまいりましたの。


ほっと一息いれてたら…



ドスドスドスドス…



来たな…母さん。



ちょっとシェンモー！あんたどういうつもりなんだい！
勝手に工事したりして！
ここはアタシがどんだけ苦労して作った店だか忘れたのかい？


何よ母さん。久しぶりだってのに開口一番その台詞？




忘れるわけないじゃない。
父さんいなくなって、それでも高校行けたのは、母さんのおかげっての
ずっとわかってたよ。




旦那も、気まぐれにしか戻って来ないようになったしさ。
ばあさんも、スパやる前に死んじゃうしさ。

なんとなくスナック開けてる気分じゃなかったわけじゃん。お互い。

でもさ、オークションの合間かなんかに
旦那もちょいちょい戻って来るようになったしさ。
ばあさんの四十九日法要も済ませたわけだし。

いつまでも、ほっといたらもったいないじゃない。
母さんの大切な場所守らなきゃって気持ちはあたしだって持ってるよ。



ばあさんの形見あれこれ処分したらプリムの余裕もできたしさ。
世の中的に考えるとスナックって言ってもオシャレなとこばっかりよ？
ねぇ…守るってことは、変革を恐れること？そう思う？母さん。


く。。

アンタも口が達者になってきたじゃないの。



トゥービーコンティニュード…