スナック 莎 -shen-　〜細腕太腕繁盛記〜

昨日の話でごめんなさい
shenmoeです。

昨日はすごくクリエイティブな夜だったの。
でもあたしったらすっかりワルな気分。


白目？上等じゃないの。かまわないね。
だって、あたしはピーターといわれた女。shenmoeだもの。
ワルぶりたい夜もあるのよぅ。
きっとあなたもそうでしょう？

あたしったら、すっごいワルなのよ。
スナックのママなのに、カウンターに入らなかったの。
風営法違反ね。
法律なんて昨日ばかりは知らんぷりよぅ。
上っちゃうんだから。カウンターなんて。



ああ、今夜がメンテじゃなければねぇ…。
素敵な小説を書いてみたの。
ちゃんとnote に残してあるのよ。短い短い愛の物語…。
ピュアなヒトナツのラブ物語よ。しかもアッツアツ。
これはメンテが終わり次第載っけようと思います。

って、長引いてるらしいじゃない？メンテ。
バーで、もう一杯を断ってイソイソ帰ってきたってのにさ。
まさかの未明メンテよ。

これね、合作なのよ。Bar鹿の巣の二人とね。
回覧小説っていうのかしら。

久々に頭がフル回転した気がしたわ。

一人が基本的に（応用は多々あるわ）一行ずつ文章を考えるの。
リレー作文ともいうのかもしれないわね。
たったの４周でお話が終わらなきゃいけないのよ。

緊張で指が震えたのを覚えてる…。

「次にアイツが何を言い出すか、アタシは待ってた。
　永遠にも思える、そんな一瞬…。
　ふいにアイツの手が動いて、こう言った…。」

まるで、そんなピュアな小説の一コマの連続なの。

んー。まだ終わらないわね。メンテ。
張り切って！リンデン！

こういう作文はリアルでもしたことあったけど、
大概どこかでバトンミスがあるものよ…。
それが昨日はなかったの！
すくなくとも昨日の空気の中ではベストの出来だと思うわ。

なんか、こんなピュアなストーリー考えることで、
こんなに心が癒されるなんて、ハプニングね。
思いもよらなかったもの。

路上詩人に感涙するオリーブガールの気持ち、
ちょっと分かったかも。

早く終わるといいのに…。メンテ。
この下に続けたいの。

しょうがないねぇ、朝になったら追記しとくわ。


ヒトナツの思い出は→（続きを読む、が出たらこちら！）→

おまたへしました。

#１
あれは最高に暑い夏だった。
そう、あたしたちにとって最も熱い夏…。

あたしはいつもの道を歩いていた。
いつもアイツと逢う道を。
そこには一軒の喫茶店があった。

店の名前は「アビー・ロード」。

アイツは決まってソーダ水を頼む。
自転車で一気に坂道を漕いで、いつも息を切らしていた。　
そう、あたしはアビー・ロードの店員だった。

カランカラン…　
ベルが鳴ってアイツが入ってきた。

いつものソーダ水の準備をしようとグラスに手をかけたとき、
「あ、今日はコーヒー、くれるかな？」とアイツ。
え？？どうしたの？

（何かあったのかナ…）　
有線で流れてるNOKKOの歌声が店内を包んだ。

「お待たせしました。」
コーヒーを差し出したあたしを、アイツが見つめてる…。
え、何かおかしかった?

一瞬、哀しそうな目をしたアイツ。
あたしの胸がツン、と痛んだ。
やだ、気づいたかな。

自分の気持ちを悟られないように、
わざとぶっきらぼうにつづけた。
「…ごゆっくり。」

コーヒーには全く手をつけないアイツ…。　　
あっ…！今、目が合った…？

アイツがスッと席を立ち上がった。
そして、あたしの方にまっすぐ進んできた。
･･･どうしよう！

#2
「どうしたの？コーヒー、冷めちゃうよ？
　どしたのさー今日。コーヒーなんて。」
どぎまぎしちゃうアタシ。
だって、近いよ…距離が…。


一瞬うつむいたアイツが顔をあげた。



「あのさ、いや、冷めないんだよ。俺の気持ちが。」




___________エンドパターン１　おしまい__________


#１繰り返し

#2'
（あ！お代わりか！）
あたしは、コーヒーポットを手にアイツに近づいた。
きっとアイツは気づいてくれる。そう信じて。

しまった！あたしの後ろにはトイレがあったんだっけ！
気づいたときにはもう遅い。
二人して煮えたぎったコーヒーをかぶってしまうなんて！



暑い、熱い夏だった。


___________エンドパターン2　おしまい__________


著作・制作 :shen&鹿の巣文庫

いやー、よく読めたねぇ。
あたしゃ、全部読めませんでした。

こんなのいくらでも書けそうね。
スナックに学級文庫作ることにするわ。
続々追加するかもね。
あら、当然無料で持ち出しOKよ。


これ、最初に投稿したとき、
トップ画面でどこかのイケメンと白目のママが並んでたの。
あたしの方がかっこいいと思った。
だって、ピーターだもの。